女性の場合、衣類の脇に「黄ばみ」ができると、お気に入りの洋服が着れなくなったり、黄ばみが目立たない色を基準に洋服を選んでいるせいか、同じような服ばっかりになったことがありませんか?

 

さらに会社の制服が黄ばみが目立ちやすい色だったり、着替えに制限があったりと実は、汗や臭い以上に「黄ばみ」に悩んでいる人も少なくありません。

 

そこでなぜ、衣類が黄ばんでしまうのか?その原因と、黄ばみの落とし方から臭い対策まで、紹介します。

洋服が黄ばむ3つの原因

ここからは、洋服が黄ばむ原因を一つずつ見ていきましょう。

アポクリン腺からの分泌物

体から衣類についた臭いや黄ばみは洗濯をしても臭いや色が残り、それが気になるという人はかなりいます。とくにワキガの人は、服に黄ばみがつきやすい傾向にあります。

 

その黄ばみの原因が、アポクリン腺から出る汗に含まれる分泌物です。

 

アポクリン腺から出る汗には、たんぱく質、脂質、糖質、アンモニア、鉄分などの成分が常在菌により分解されワキガ臭となります。

 

これだけなら服に黄ばみができませんが、アポクリン腺には「リポフスチン」という色素が入っています。

 

このリポフスチンは黄色から茶色をしていて、ワキガが強い人はこのリポフスチンが多く分泌され結果、服が黄ばんでしまうのです。

 

さらにリポフスチンは、細胞の機能をめいっぱい邪魔します。

 

つまり、細胞のデトックス機能を邪魔しまくり、さらに老廃物もバンバンつくる、細胞にとってこの上ない邪魔な存在なのです。

デオドラント剤でワキが黄色くなる

「デオドラント剤で黄ばむの?」って、以外ですよね。

 

当然、すべてのデオドラント剤が黄ばむわけではなく、その人により黄ばむデオドラン剤が異なるようです。

 

これは常在菌の種類や数がその人により違うためだと思われます。そのため、デオドラント剤との反応の仕方も変わってきます。

 

ただ、Ag+というデオドラント剤では、かなりの確率で黄ばむことが知られています。この原因は成分で使われている「」です。

 

銀はワキガ臭を発生させるアポクリン腺と呼ばれる汗腺から出る汗と、常在菌が混ざるチャンスをつくらせません。

 

さらに密着性が良いので、汗と臭いをしっかりキープしてくれる優れものの成分。

 

そんな銀ですが、衣類に付着しているワキガ菌と銀が化学反応を起こすと、変色(黄ばみ)が出てしまいます。これがAg+を使うと服が黄ばむ原因なのです。

 

では、服の黄ばみがデオドラント剤が原因なのかを簡単に見分ける方法を紹介します。

 

それは、そのデオドラント剤の使用を止めてみることです。1週間くらいデオドラント剤を使うことを止めてみて、服に黄ばみが出ないようなら使っているデオドラントが原因とわかります。

通常のエクリン腺から出る汗

黄ばみの原因がアポクリン腺から出る汗ということは、上記でもお伝えしましたが、実は、エクリン腺から出る汗が黄ばみの原因になることもあります。

 

正確には「黄ばみ」とは言わずに「汗ジミ」といわれるものです。

 

エクリン腺から出る汗は、アポクリン腺から出る汗と違い99%が水分なので、常在菌に分解されてもほとんど臭いを発生させません。

 


しかし、汗腺機能が低下すると汗の中にミネラルなどの成分が多く分泌されてきます。これが、俗に言う「悪い汗」、「ネバネバ汗」です。

 

このような汗には、当然「鉄」も多く分泌されてしまいます。この鉄が通常の汗ジミよりも濃い色をつけてしまうのです。

衣類についた黄ばみや臭いを解消する方法

ワキガで衣類が黄ばむと洗濯をしてもなかなか落ちず、さらに臭いまで気になることが多いようです。

 

その原因はリポフスチンの黄ばみだけでなく、皮脂やたんぱく質などの臭い成分も一緒に絡まり合って色が付いているから。

 

ですから黄ばみを落とすには、皮脂やたんぱく質などの臭い成分も一緒に洗い流すことが大切です。

 

そのための工夫には、まず洗濯時のお湯の温度があります。黄ばみが一番取れる温度は40度前後。熱ければ熱いほど良さそうですが、そうでもないんです。

 

たしかに、皮脂は熱いお湯の方が落ちやすいですが、たんぱく質は高温になると熱凝固して逆に固まってしまうので、40度くらいの温度がちょうどよいのです。

 

そして、「漂白剤」を上手に使うことがポイント。

 

漂白剤は化学的にシミや汚れの色素、または汚れ自体を分解してくれますが、漂白剤には除菌・殺菌効果もあるので、黄ばみだけでなく臭いも退治することができます。

 

でも、漂白剤は衣類を傷めるし「できれば漂白剤は使いたくない」そんな人もいるかと思います。

 

そのような人は「重曹」がおすすめです。重曹は薬にも使われるくらいですから、非常に安全です。

 

重曹には消臭・殺菌効果があるので、普段使っている洗濯用粉石鹸に重曹を加えるだけで雑菌繁殖を防ぎ、臭いを元から絶つことができます。

 


でも重曹を洗濯機に入れることに抵抗がある人は、洗濯する前に衣類の脇の部分に振りかけて、簡単に水洗いして洗濯の中に入れるだけでも効果はあります。

 

また、洗濯物を1時間くらい水につけ置きしてから洗うのも効果的ですよ。