「ワキガ=男性」のイメージがありますが実は、女性の方がワキガの人が多い事実を知っていますか?おおむね男女比の割合は6対4で女性の方が多いんですって。

 

脇汗をかくと「ワキガかもしれない?」って、思うことがありますが、実際にワキガの臭いを自分で自覚できる人と、わからない人がいます。

 

そして、自分では「汗臭い」と思っているのに、他人は「この人ワキガ臭い!」と、思われることも少なくありません。

 

しかも、ワキガなどの体臭はとてもデリケートな問題で、相手の人も指摘することができません。

 

ワキガが女性に多い理由は、女性特有の体の特徴が影響しています。そこで、ワキガになる女性の特徴から、気になる臭い対策法までお伝えします。

女性にワキガが多い理由は?

ワキガになる女性の特徴として、女性は男性よりも匂いの原因となる汗腺「アポクリン腺」が多いことと、「性ホルモン」「皮下脂肪」の影響が考えられます。

アポクリン腺が多い

女性の方がアポクリン腺が多い理由は、「進化の過程での名残り」です。

 

女性は子孫を残すために、男性を魅きつける「性的な信号」を発信する必要があったのです。それがアポクリン腺から発する匂いといわれています。

 

とくに顔と顔を対面させる人間の性的関係においては、脇の下からの匂いが、性的信号としては効果的なのです。

 

つまり、異性を魅きつけるフェロモンのような役割をしていたのです。

 

しかし現代の性的信号は、「脇の下からの匂い」から「プロポーション」に変わっています。スタイルや顔立ち、バストや唇など、匂いから視覚に訴えるものに取って代わりました。

 

このように、太古の昔は人類にとってアポクリン腺からのニオイは、子孫を残す上で重要な役割を果たしていたんです。

 

しかし、今日ではその匂いそのものが悪臭として、悪物扱いされてしまっているんですね。

性ホルモンの影響

上記でお伝えした通り女性にアポクリン腺が多い理由は、子孫を残すためのフェロモンの役割をしていたからです。

 

そして、もう一つ女性の体の特徴として「性ホルモン」が挙げられます。

 

女性らしい体つきをつくる性ホルモンは、思春期から活発に活動を始めます。胸も膨らみ、体が丸みを帯びてくるのもこの時期です。

 

そして、ワキガの臭いも初潮の頃から現れはじめ、思春期を迎える頃には匂いが強くなります。さらに、この時期に合わせるかのようにアポクリン腺や皮脂腺が発達し、活発に働くようになります。

 

このように、ワキガと性ホルモンの関係はお互いに刺激、もしくは影響を受けて発生し、強められていくと考えるべきでしょう。

 

性ホルモンは女性だけでなく当然、男性にもあります。しかし、女性には男性にはない「排卵」、「出産」があります。

 

この排卵日、出産でも性ホルモンが変化して、それがワキガ臭に強く影響していると考えられています。

 

つまり、男性でもワキガ臭はするけれど、女性の方が「ワキガになる要因」が多いということになるのです。

皮下脂肪が多い

男性に比べて女性の方が皮下脂肪が多いですよね?この皮下脂肪は皮脂の分泌を活発にし、その結果ワキガの匂いの原因をつくりやすくなってしまうのです。

 

とくに思春期以降、体つきが女性らしく変わってくると皮下脂肪も蓄えるようになってきます。

 

そもそも汗腺は体温調節の役割がありますが、皮下脂肪が多いと熱の放出が妨げられてしまいます。つまり脂肪が熱を包み込むような感じになるのです。

 

皮下脂肪が多くぽっちゃり体型の女性が多く汗をかく理由は、脂肪が多いために体温調節のための熱を発散できず、さらに汗を出すことで熱を下げようとするからなんです。

 

このように女性はワキガになる原因が複数あるので、男性よりもワキガになる比率が高くなってしまうのです。

簡単にできる日頃のわきがケア!

ワキガの匂いを手っ取り早く消すなら「デオドラント剤」を使うことです。デオドラント剤には、汗を抑える「制汗」作用と、臭いを抑える「消臭」作用のダブルの効果がある商品がおすすめです。

 

デオドラント剤を使うことで簡単にワキガ臭を抑えることができますが、日々の簡単なケアでもワキガを抑えることができます。

石けんカスをしっかり落とす

ワキガの方は入浴のときに石けんを使って、しっかりと体を洗うと思います。これは、匂い対策としてとても良いことなのですが、きちんとシャワーで石けんを洗い流していますか

 

目に見える泡が消えたからといってシャワーを止めていませんか?

 

もし体に石けんカスが残っていれば匂い対策には無意味です。とくに脇の下は念入りに洗っても、洗い流す時間が短い人が多いようです。

 


石けんカスが皮膚表面に残ってしまうと皮膚の常在菌のエサになってしまいます。

 

清潔にするために使った石けんが、雑菌の繁殖を招いてしまっては本末転倒です。お風呂から上がる際にもう一度、シャワーで脇や体をしっかり流してあげるとより効果的でしょう。

 

また、体を洗うときに匂いをしっかり落とそうと、ゴシゴシと体を洗っていませんか?

 

ゴシゴシ洗うと肌の表皮に存在する角質層バリアが傷つけられてしまいます。そうすると匂いだけでなく湿疹や痒みなど、肌トラブルの原因になっちゃうんです。

 

ゴシゴシと洗いたい気持ちはわかりますが、洗顔するときと同じように、泡で優しく包むように洗いましょう。

ミョウバン水とミョウバン風呂で制汗&防臭

すぐれた制汗作用のあるミョウバンは、身近で安心なデオドラント剤です。肌へのトラブルもなく、制汗と体臭予防に効果を発揮してくれます。

 

ミョウバン水をつくってスプレー容器に入れて持ち歩くことで、いつでも使うことができます。ミョウバンは安価なうえにドラックストアやスーパーで簡単に購入することができるのもポイント。

 

そんな制汗と防臭に万能のミョウバンですが、ひとつ欠点があります。それが、効果が長時間持続しないことです。

 

これを補うために、レモンを1個しぼってミョウバン水に加えましょう

 

酸性であるレモンは制菌作用もあるので、効果がより長く持続するようになります。また、レモンの香りによって、汗のニオイを隠す効果もあります。

 

さらにミョウバンでおすすめなのが「ミョウバン風呂」。

 

お風呂にミョウバンを入れるだけでお湯が酸性になります。ミョウバンには殺菌作用の他に収れん作用もあるので、ワキガの人にはおすすめです。

 

また、アポクリン腺は脇の下以外にも胸・手・足・デリケートゾーンなどに分布しているのでミョウバンのお風呂に入ることで、全身のケアを行うことができるので、手間も掛かりませんし効果的ですよ。

食生活の見直し

私たちの食生活は和食から欧米スタイルに変化したことにより、肉を多く食べるようになりました。

 

肉類を多く食べると、動物性脂肪や動物性タンパク質をたくさん摂取することになり、アポクリン腺の働きを活発にしてしまうんです。

 

ワキガの匂いを引き起こす原因と考えられているのは、アポクリン腺から分泌される、脂肪を含んだ汗や、皮脂腺から分泌される脂肪酸です。

 

つまり、肉をたくさん食べれば食べるほど、体臭を出しやすい体になっていくということです。

 

匂いを出しにくい体になるためには、食事内容を改善し毎日の食生活を見直していくことで、体臭が軽減される可能性が高まります。

 

ニオイを発生させない、ニオイを取り払う、ニオイの元をつくらなくする。すべての匂い予防において上記の方法は効果的です。

 

食生活の見直しは簡単ではありませんが、ワキガの匂いから解放されるために自分のできることから始めましょう。